
日本刀を鍛えていると言ったら驚きますか?
武士はいなくなりました。 刀を腰にする必要もありません。 でも、 日本人の美意識や清々しさまで無くしてはいませんか。
伝統を守り鎚を振るう刀鍛冶は 現代にもしっかり生きています。

先手を使っての 古式鍛錬
撮影 セルゲイ・ ミンガジェフ

日本人は古来から、刀の地鉄や焼き刃に美しさや 神秘性を求めてきました。 美しく品位の高い刀を持つことは、貴族や武士のステイタスであり、家を守り、己を守り、一切の魔を斬る「お守り刀」として現在まで受け継がれてきたのです。
私の夢は、千年の後まで名刀として受け継がれる作品を作っていくことです。 「折れず、曲がらず,よく斬れる」という機能は、刀として当然持っていなくてはなりません。 しかし、品位と美しさを併せ持たなくては「日本刀」とは呼べないのではないでしょうか?
「見えないところにこそ良い仕事をしろ」という、 故人間国宝 宮入行平師と わが師 宮入小左衛門行平の言葉を胸に 作刀に励んでいます。

| 撮影 茶木昌平
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